練馬区主催ワーク・ライフ・バランスセミナーで講演させていただきました

「働き方改革によるワーク・ライフ・バランスの推進」と称して平成29年11月13日にセミナー講師を務めさせていただきました

去る11月13日(月)に、練馬区主催、東京都社会保険労務士会練馬支部共催、(一社)練馬産業連合会後援によるワーク・ライフ・バランスセミナーの講師を務めさせていただきました。

「働き方改革によるワーク・ライフ・バランスの推進~社員のモチベーションアップによるやりがいのある職場~」と題して、主に労働相談事例を紹介しながら現在の労働問題の傾向と労働基準法の法律や労働時間の考え方とリスクについて、講演をさせていただきました。一緒に医師の福田洋先生による「わかる!健康な職場のつくり方~健康経営とヘルスリテラシー~」と題した大変お話の楽しい講演もしていただき、私も自分の出番が終わったら、参加者として有意義な時間を過ごすことができました。

皆様お忙しい中、私の予想をはるかに上回る方々に参加していただき、感謝のかぎりです。1時間という短い時間で急ぎ足になってしまいましたが、一緒に講演していただいた福田先生のお話も聞けて、楽しくセミナーを行うことができました。

セミナーの内容は、

  1. 「働き方改革」「ワーク・ライフ・バランス」導入の意味・背景
  2. 労働基準法のおさらいと今後の改正における動向
  3. 「働き方改革」の事例と紹介
  4. 会社・社員にとってのメリット

として、現在の労働相談の傾向を具体的に説明しながら、労働者だけではなく、会社としてリスクや働き方改革に取り組むことによるメリットについてお話させていただきました。

人材不足・働き手不足の問題が深刻となり、経営の難しさを感じておられる中小企業の経営者はたくさんいらっしゃると思います。普段、私も労働者と経営者の相談を受ける仕事をしていることから、いろいろな悩みを聞く機会があります。働きやすいやりがいのある仕事について考えることが多く、「働き方改革」は今後の日本経済の大きなテーマになっていくことと感じられます。

最近感じるのは、労働相談にいらっしゃる労働者の方々の不満は、ただ賃金や長時間労働の問題だけではなく、その裏に隠された背景に本当の理由がある事が多いということです。゛給料が安い”という不満も当然あると思いますが、それだけではなく、会社や仕事に対する愛着や誇りややりがいといったものが感じられないといったこともあるように思われます。「家庭も仕事も大事にしたい」という気持ちが、ワーク・ライフ・バランスという考え方に出ているのだと感じられます。

講演の中で、働き方改革により会社がこんなに良くなったという事例を出したかったのですが、私の力不足もありまして不十分な点も多かったと思います。これから好事例がたくさん生まれ、人を大事にする会社がたくさん生まれると思います。成功事例はこれからです!「こんないい会社があります。こんないい会社になりました。」と言えるように、頑張っている会社のために貢献したいと思っております。