「働き方改革を阻害する要因と対応策」として平成29年11月9日にセミナー講師を務めさせていただきました
去る11月9日(木)に、東京商工会議所練馬支部と東京都社会保険労務士会練馬支部主催で、過重労働の問題として働き方改革のセミナーの講師を務めさせていただきました。
「働き方改革を阻害する要因と対応策 ~長時間労働による人材流出なんてモッタイナイ~」と題して、主に労働相談事例を紹介しながら現在の労働問題の傾向と労働基準法の法律や労働時間の考え方とリスクについて、2時間という時間をいただき講演を行いました。
皆様お忙しい中、60名程度と私の予想をはるかに上回る方々に参加していただき、緊張もしましたが、無事に終えることができました。普段労働者からの相談を1対1でガッツリ聞くことが多く、セミナーとしては不慣れなこともあって、アンケートの中には厳しい意見もございましたが、おおむね好評で和やかな雰囲気でセミナーを行うことができました。
セミナーの内容は、
- 「働き方改革」と過重労働の問題
- 労働基準法のおさらいと今後の改正における動向
- 「ストレスチェック」を実施していますか
- 「働き方改革」の事例の紹介
- 会社・社員にとってのメリット
として、なるべく現在の労働相談の傾向を具体的に説明しながら、労働者だけではなく、会社としてリスクや働き方改革に取り組むことによるメリットについてお話させていただきました。現在は人材確保が困難な時代で、会社の方々も苦労していることと思います。「労務管理=モチベーション管理」とまで言われ、人材流出による経営の難しさを感じておられる中小企業の経営者はたくさんいらっしゃると思います。
どんなに技術が進んでも、「ヒト」が働く上で重要なのは「ヒト」としての生き方であり、「ヒト」相手に仕事をする以上労働問題はなくならないと考えております。「仕事のやりがい」や「人を大切にする会社」について私も真剣に取り組み、少しでもたくさんの方のお役に立ちたいと考えております。